イベント概要

気候変動が一般の人々に知覚される段階に入ってまいりました。多くの国際機関が気候変動に対する取組みを強化しておりますが、国際標準化機構（ISO）でも、技術管理評議会（TMB）主導で気候変動対策に資する国際規格の戦略的開発をトップダウンで推進しています。顕著なのは、遅れていた「気候変動への適応」に関する規格の整備です。また、気候変動対策のファイナンス面を支援する規格、短寿命気候汚染物質など最新の科学的知見をカバーする規格開発も始まりました。本セミナーでは、ISOの規格開発から見た気候変動対策の最新動向を紹介するとともに、ISO 14001の2015年改正で導入された「環境状態」の概念と「リスク及び機会」の要求事項に基づいて「気候変動への適応」に関する取組みをEMSの中に組み込んでゆくことの重要性を解説いただき、理解を深めるともに、企業活動に反映いただければと考えております。